2024.01.24
スポーツをされている中学生の腰痛について
腰痛は中学生からでも起こります。
中学生ぐらいの年齢では特にスポーツをされている方に発症することが多いです。
ほとんどが過度な運動強度や頻度、ケアの不足により筋肉の疲労が原因で起こっています。
そのほとんどはストレッチやマッサージ、電気治療、温熱療法などで筋肉のケア行うことと運動頻度を調節することで良くなります。
中にはそのような対処を行っても良くならず、逆に悪化するような「腰椎分離症」という状態になっていることもあります。
「腰椎分離症」とは腰骨の一部が疲労骨折をしている状態のことをいいます。
意外と多いので注意が必要です。
整骨院ではその判断がされずに施術を長期間続けてしまっていることも実際はあります。
病院でもレントゲンだけでは分からず、CT画像検査など更に精密に検査する必要があります。
はじめに記載したようにほとんどが筋肉の怪我や疲労が原因の腰痛なので整骨院で良くなることがほとんどですが、整骨院の先生がしっかりと分離症を念頭に置いて診察を行っていなければ対処が遅れてしまい、スポーツ復帰までに長期間かかってしまう上に発見が遅れれば骨が癒合する可能性も難しくなり、腰痛が慢性化してしまうケースもあります。本当に注意が必要ですね。
スポーツでも体を捻ったり、反ったりする動作が多く、特に身体の柔軟性が低いと起こりやすいです。野球、サッカーもそうですね。
予防のためには身体の硬いお子さんは腰と股関節周りのストレッチを普段から行うと良いでしょう。
当院では患者さま一人一人の腰痛の状態と症状、徒手検査により判断し、分離症を疑う状態であれば、紹介状をお渡しし、病院での診察を依頼させて頂きます。このことでドクターとの連携を取り、早期発見へ導いています。
早期の分離症であればスポーツ離脱は一ヶ月程度の中止で済む場合もあります。
腰痛で悩まれている学生の皆様、一度ご相談ください。